米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア（ＲＦＡ）によると、中国・湖北省武漢市の市政府前広場で8日午前、医療費補助金の支給額が激減したことに抗議して、主に国有企業の定年退職者約1万人が政府に説明を求めて抗議集会を行った。定年退職者は、問題が解決しない場合、15日にさらに大規模な集会を行う方針だ。（写真はRFAのサイトの画面）

　参加者によれば、定年退職者に毎月支給される医療費補助金は最近、従来の約260元（約5000円）から約80元に8割も減少した。薬代にも足りないほか、病院は受診だけで500元の手数料が必要で、定年退職者は医療が受けられなくなっている。影響は武漢市全体で約200万人に及ぶ。

　武漢市政府前広場には、私服を含む多数の警察官が出動。大型バスが数台停車し、中には機動隊員が待機した。集会の前夜には、定年退職者に警察が通知を送り、市政府前広場に行かないよう求めたという。

　武漢市の住民よると、同市では医療費補助金のほか葬祭費用の補助金も1人7万元から3万元に減らされた。今回の抗議集会の参加者は主に国有企業の「武漢鉄鋼廠」の退職者だったが、補助金削減はあらゆる企業の定年退職者も対象となっている。

　米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア（ＲＦＡ）によると、中国・湖北省武漢市の市政府前広場で8日午前、医療費補助金の支給額が激減したことに抗議して、主に国有企業の定年退職者約1万人が政府に説明を求めて抗議集会を行った。定年退職者は、問題が解決しない場合、15日にさらに大規模な集会を行う方針だ。（写真はRFAのサイトの画面）

　参加者によれば、定年退職者に毎月支給される医療費補助金は最近、従来の約260元（約5000円）から約80元に8割も減少した。薬代にも足りないほか、病院は受診だけで500元の手数料が必要で、定年退職者は医療が受けられなくなっている。影響は武漢市全体で約200万人に及ぶ。

　武漢市政府前広場には、私服を含む多数の警察官が出動。大型バスが数台停車し、中には機動隊員が待機した。集会の前夜には、定年退職者に警察が通知を送り、市政府前広場に行かないよう求めたという。

　武漢市の住民よると、同市では医療費補助金のほか葬祭費用の補助金も1人7万元から3万元に減らされた。今回の抗議集会の参加者は主に国有企業の「武漢鉄鋼廠」の退職者だったが、補助金削減はあらゆる企業の定年退職者も対象となっている。