反腐敗と反対勢力排除が交錯、仏論者が習氏の権力集中分析

フランスの中国情勢分析サイト「クエスチョン・シーヌ」のフランソワ・ダンジュー氏は10月29日、中国共産党5中総会について、反腐敗の名の下で党と習近平総書記への権力集中が進んでいると論じた。腐敗是正の正当性を認めつつ、政治的な異論の排除にもつながっていると分析した。

同氏は中央軍事委員会の相次ぐ幹部処分を、権力中枢の大幅な再編を示す事例と位置付けた。習氏が長征の歴史を引き、毛沢東の下での結束を現代の軍に重ねたことも、軍の忠誠を確保する政治的な働き掛けだと解釈した。

また、習氏の核心的地位とその思想の指導的地位を確認する党の方針が、安定と近代化の条件として強調されていると指摘した。2027年の党大会に向けた幹部審査と人事再編を通じ、4期目入りの基盤固めが進むとの見方を示した。

出典:François Danjou/Question Chine、2026年10月29日
原題:Le 5e Plenum. Au croisement de l’éthique, des purges politiques et de l’apologie de Xi Jinping
原記事

タイトルとURLをコピーしました