北朝鮮分析サイト「38ノース」に寄稿したバン・H・バン・ディーペン氏は10月15日、北朝鮮の核兵器保有数とミサイル活動を分析し、公開情報による核戦力の推計には大きな不確実性が残ると指摘した。
トランプ米大統領と韓国国防相が示した保有数の違いを取り上げ、核分裂性物質の生産量、兵器の製造能力、1発当たりの核物質量、配備する兵器の構成が十分に分からないと説明。保有核物質をそのまま完成済み核兵器の数に換算することにも限界があるとした。
7~9月の発射は短距離弾道ミサイルや巡航ミサイルが中心だったと整理。戦略ミサイルの長い発射間隔は、既存の試験で必要な信頼性を確保したとの判断や、政治的要因を反映する可能性があるとみた。また、ロシアが大型の北朝鮮製短距離ミサイルを求めているとの情報を検討したが、実際の供与は確認されていないと留保した。
出典
バン・H・バン・ディーペン/38ノース/2026年10月15日
原題:Nuclear Stockpile Uncertainty Amidst a Continuing Strategic Missile Launch Drought
注:原文は主に7~9月を対象とする。中距離弾道ミサイルについては、10月3日の発射で中断期間が終わったことも本文中に追記されている。
