日本の海上防衛、遠距離打撃重視への転換と仏研究者

フランスのFMES研究所のエステバン・アグアド客員研究員は10月29日、日本の海上防衛力整備について、列島周辺の防御に加え、遠方の敵に打撃を与える能力を重視する方向へ転換していると論じた。中国の軍拡、ロシアの活動、北朝鮮の核・ミサイル開発を背景に挙げた。

同氏は、イージス・システム搭載艦や新型護衛艦の整備、いずも型の改修、潜水艦へのリチウムイオン電池採用に注目。潜航持続力と長射程兵器を組み合わせることで、相手の沿岸を含む遠方に圧力を及ぼす構想だと分析した。

さらに、無人機を多層的に活用する沿岸防衛や海洋監視能力の拡充も取り上げた。これらを個々の装備更新だけで捉えず、海上自衛隊の作戦構想の変化として評価する必要があるとした。一方、原子力潜水艦を巡る議論には技術面に加え、日本社会の原子力に対する受け止めも関わると指摘した。

出典:Esteban Aguado/Institut FMES、2026年10月29日
原題:Quand Tokyo se prépare
原記事

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