重慶・彭水県の大規模土砂崩れ、死者11人・行方不明50人 生命反応確認されず

重慶・彭水県の土砂崩れで11人死亡

 中国・重慶市彭水県漢葭街道で2026年7月17日午前9時ごろに発生した大規模な土砂崩れで、彭水県当局は同年7月23日夜、11人が死亡、10人が負傷し、50人が行方不明になっていると発表した。複数回にわたる生命探知や捜索の結果、現場では生命反応は確認されていないという。中国メディアの新華網などが伝えた。

 今回の被害人数は、災害発生後に寄せられた情報提供のほか、現場での登録や聞き取り調査、技術的な照合、情報の集約と確認を広範に実施し、救助活動の進展も踏まえて確認した。

 土砂崩れの発生後、重慶市当局は直ちに救援活動を指示し、複数の専門救助隊を現地に派遣した。現場には救援指揮本部が設置され、救助隊は連日、昼夜を問わず現場全域で捜索と救助活動を続けてきた。

大量の土砂と巨石で救助活動が難航

 現場では、崩落した土砂の量が膨大で、大型の巨石が多数散乱している。作業できる場所も狭く、斜面の安定性が低いため、救助活動は極めて難航している。

 当局は各分野の専門部隊を動員し、大型建設機械や生命探知装置、ドローンなどの専門装備を投入している。二次災害の発生を防ぎ、救助隊員の安全を確保しながら、指向性爆破と段階的な掘削を組み合わせて救助活動を進めている。

 現場は現在、深い場所まで掘り進めて捜索する段階に入っている。複数回にわたって生命探知装置による確認や現場捜索を実施したが、生命反応は確認されなくなった。このため、各専門部隊は昼夜を問わず、遺体の捜索を中心に作業を続けている。

遺族支援と周辺地域の安全調査を実施

 彭水県当局は、現場での捜索活動と並行し、犠牲者の遺族への慰問や生活支援など、災害発生後の対応を進めている。専門家による周辺地域の安全性調査も実施し、土砂崩れが発生した地域や周辺の斜面などに危険がないか確認している。

 県内全域では、地質災害が発生する危険のある場所を対象に、総点検と安全対策を進めている。災害の早期警戒や緊急救援体制を強化するほか、地域住民を含めた防災体制や、関係機関が連携して対応する仕組みの強化にも取り組んでいる。

 今回の土砂崩れでは、現場の斜面が不安定な状態にあり、救助活動中に新たな崩落が発生する危険もある。当局は二次災害の防止と救助隊員の安全確保を徹底したうえで、機械による掘削や指向性爆破を段階的に実施している。

台湾の大陸委員会が見舞いを表明

 台湾の行政院大陸委員会は事故発生後、2026年7月に声明を発表し、重慶市彭水県で発生した土砂崩れについて、中国側の関係者に深い見舞いの意を伝えた。

 大陸委員会は、犠牲者や負傷者が最小限にとどまることを願うとともに、被災地での救助活動が順調に進むよう期待を表明した。また、被災者が一日も早く生活を再建し、平穏な暮らしを取り戻せるよう願うとした。

 彭水県当局は2026年7月23日夜の発表時点で、11人の死亡、10人の負傷、50人の行方不明を確認している。現場では生命反応が確認されておらず、専門部隊が大型機械や生命探知装置、ドローンなどを使用し、遺体の捜索を続けている。

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