
甘粛省の国有林で山崩れが発生 33人が土砂に埋まる
中国甘粛省隴南市宕昌県の国有林で2026年7月7日午前6時56分ごろ、断続的な大雨を原因とする山崩れ(地すべり・山体崩壊)が発生した。この災害により、作業員ら33人が土砂に埋まった。 隴南市政府報道弁公室が7月8日午前に開いた記者会見の発表によると、同日午前8時までに土砂に埋まっていた33人全員の救出・捜索が完了し、現場の救助活動は終了した。この災害により最終的に21人が死亡、7人が軽傷を負い、5人が無傷で救出された。
被災したのは枯れ木清掃の臨時作業員 目的地への移動中に遭遇
災害発生場所の正確な地名は、宕昌県南河鎮任蔵村八仙溝の岷江林業総場である。初期の調査および現地の村人がメディアに語った情報によると、被災した作業員らは地元の林場に一時的に雇われていた近隣集落出身の臨時作業員(日雇い労働者)であった。 外部委託(サードパーティ請負)の形で林区内の雑木や枯れ木の清掃業務に従事しており、当日は目的地へ向かう途中で災害に遭遇した。作業員の大半は40代から50代前後の壮年・中年層で、給与は日給約140元(約162香港ドル)の当日払い(日結び)であった。
中央・地方政府が大規模な救助態勢を起動
災害発生直後から現地の応急管理、消防、公安など複数の部門が組織され、迅速な救助活動が展開された。中央政府の応急管理省(応急管理部)は国家地質災害4級応急対応を起動し、現場へ工作組(作業チーム)を派遣した。 現地の消防車両7台・40人に加え、国家安全生産応急救援センターの指令により、斜面監視レーダーを携行した勘測隊や、近隣省などの鉱山・危険化学品応急救援隊計120人が集結・出動する大規模な態勢が敷かれた。現場では大型重機で大まかに土砂を取り除いた後、救助隊員がシャベルや手を使って慎重に土をかき分ける捜索が交代制で続けられた。
省政府トップが現場で直接指揮 水害防止の徹底を指示
政治側では、甘粛省党委員会書記の胡昌升および省長の任振鶴がただちに現場へ駆けつけて直接指揮を執った。胡昌升は7日夜に蘭州へ戻り、省党委員会常務委員会(拡大)会議兼省安全生産委員会全体会議を招集した。 現地に残りビデオ会議形式で会議の司会を務めた任振鶴は、中央から出された防汛(水害防止)救災に関する重要な指示を伝達した。任振鶴は「雨が降らなければ災害は起きないという油断」を排し、全力で緊急救助と善後策の処理に当たるよう強調するとともに、二次災害の警戒と水害防止対策の徹底を指示した。
