中国では毎年6月から9月にかけて雨季を迎え、各地で洪水や土砂災害が発生している。近年は異常気象の影響もあり、長江流域や華南地域を中心に記録的豪雨による被害が頻発している。本ページでは、中国で発生した主な洪水・水害・土砂災害に関する情報をまとめる。
中国で相次ぐ洪水と土砂災害
中国の洪水被害は主に長江流域、珠江流域、華南地域、西南部山岳地帯で発生する。特に湖北省、湖南省、広東省、広西チワン族自治区、四川省、重慶市などでは毎年のように豪雨災害が発生している。
2024年7月には湖南省資興市で台風の影響による大規模洪水が発生し、死者50人、不明者15人となった。また湖北省恩施州咸豊県でも市街地が冠水し、多数の住民が避難を余儀なくされた。
2024年8月には広東省と福建省で洪水被害が拡大し、中国当局は防汛緊急対応を発動した。さらに同年10月には広西チワン族自治区で「100年に一度」とされる洪水が発生し、住宅やインフラに大きな被害が出た。
2025年以降も続く豪雨被害
2025年に入っても洪水リスクは継続している。長江流域では増水への警戒が続き、中国当局は各地で防災体制を強化した。
中国の気象当局は近年、短時間に集中する豪雨が増加していると警告しており、都市部では地下道や道路の冠水、山間部では土石流や土砂崩れが発生しやすい状況が続いている。
2026年6月 中国南部で豪雨災害が拡大
2026年6月には湖北省宣恩県で洪水が発生し、死者・行方不明者が発生した。
続いて重慶市では記録的豪雨により河川が氾濫し、11人が死亡、11人が行方不明となった。
さらに広東省では1日600ミリを超える豪雨が観測され、各地で道路冠水や住宅浸水が相次いだ。湖南省、江西省、広西チワン族自治区などでも洪水警報が発令され、多数の住民が避難している。
中国滞在者への注意点
中国では洪水発生時に交通機関の運休や道路閉鎖が頻繁に発生する。特に山間部では土砂崩れや土石流による被害が発生しやすいため、豪雨警報発令時には不要不急の移動を避けることが重要である。
また、地下道やアンダーパスは短時間で冠水するケースがあり、徒歩や車での通行は危険を伴う。中国へ渡航・滞在する日本人は現地気象情報や地方政府の防災情報を確認しながら行動する必要がある。
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