米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア（ＲＦＡ）によると、中国共産党は1日午前、北京中心部の天安門広場で創立100年を記念する式典を開催した。習近平総書記（国家主席）が胡錦濤前総書記らと天安門楼上から式典を見守った。江沢民元総書記と朱鎔基元首相は欠席した。（写真はRFAのサイト画面）
台湾中央通信社によると、式典で習総書記が演説し「台湾問題を解決し、祖国統一を実現することは中国共産党の歴史的任務だ」と強調。「『台湾独立』の企みは、いかなるものでも粉砕する」と述べた。一方で「平和統一のプロセスを推し進める」とも語った。
ラジオ・フランス・アンテルナショナル（ＲＦＩ）によれば、江元総書記と朱元首相の欠席は、ともに95歳と93歳で、高齢のためである可能性が高い。
式典では李首相が開会を宣言した後、習総書記が長い演説を行った。習主席は同党の100年の歴史を回顧した後、毛沢東、鄧小平、江沢民、胡錦濤ら歴代の指導者に敬意を表した。
習主席は演説の中で「中国人民は、いかなる外来勢力による圧迫も許さない。14億人の血と肉で築いた長城にぶつかり血を流すことになるだろう」と語り、名指しをしないまま米国をけん制した。
天安門広場では、選ばれた数万人の聴衆が集まり、時折機械的に拍手を行った。習総書記の演説は、何十回も語ったことがある決まりきった内容ばかり。聴衆の拍手は自発的でなく熱心でもなかったという。
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