米公共放送ボイス・オブ・アメリカ（ＶＯＡ）によると、7月1日に行われる中国共産党創立100周年の記念行事の準備のため、北京市当局は23日から、天安門広場への一般市民の立ち入りを禁止した。（写真は中央通信社のサイト画面）

　地元の「天安門地区管理委員会」の通知によると、100周年記念行事の準備作業のため、6月23日～7月1日、同広場が閉鎖と成る。これまでに同広場の中央部には大量の椅子が置かれ、スローガンなどを書いた大型看板などの配置が進められている。

　ＡＰ通信によると、記念行事当日、天安門広場上空の展示飛行に備え、軍用機の編隊飛行が頻繁に行われている。。ただ、中国の秘密主義は厳格で、記念行事のプログラムは一切発表されていない。

　北京のほか中国の各大都市でも、党創立100周年を祝う大型看板や横断幕が各所に掲げられ、祝賀気分が盛り上がっている。一方で警備が強化され、天安門広場周辺では武装警察の人数が急増。通行人らへの検問も頻繁に行われている。

　北京市当局は、新型コロナウイルスの感染対策にも懸命で、記念行事の参加者は、中国製ワクチンの接種を義務付けた。外国製ワクチンの接種者は、入場を禁じた。