溶連菌感染症の流行期入り 当局が早期治療呼びかけ

2024年6月11日溶連菌 中国メディアの環球網によると、中国疾病対策予防センターは、中国が溶連菌感染症の流行期に入ったとして注意を呼びかけている。溶連菌感染症は有効な予防接種がなく、子どもに症状が出たら早期に治療を受けることが必要だという。(写真は星島日報のサイト)

 国家疾病予防管理局のまとめでは、溶連菌感染症の患者は3月の3610人に対し4月は6125人だった。両月とも死者は確認されていない。

 溶連菌感染症は、猩紅熱(しょうこうねつ)とも呼ばれる急性呼吸器感染症の一種。感染後は、扁桃腺やのどなど上部呼吸器の炎症が起きる。初期はのどの痛みから始まり、発熱を伴う場合がある。

 溶連菌感染症は年間を通じて感染拡大が起きるが、春と冬が特に多い。2~10歳の子どもが最も感染しやすい。一度感染すると強い免疫が得られる。

 中国では各種の急性呼吸器感染症が流行中で、今年は溶連菌感染症のほか、4月に入り百日ぜきの患者が急増。4月の患者数は前年同月の84倍の9万人余りに上った。

◇出典

https://baijiahao.baidu.com/s?id=1801196938797961556&wfr=spider&for=pc

https://www.ndcpa.gov.cn/jbkzzx/yqxxxw/common/content/content_1793085739065257984.html

https://www.ndcpa.gov.cn/jbkzzx/c100016/second/content/content_1782571426407886848.html

https://www.thepaper.cn/newsDetail_forward_27618899

◇参考情報

百日ぜき患者、4月は前年の84倍 1~4月は15万人

タイトルとURLをコピーしました