中国海警船と軍艦3隻、鹿児島沖の大隅海峡を航行 防衛省が初公表

中国海警局の船舶1隻と中国海軍の艦艇3隻が10月27日、鹿児島県沖の大隅海峡を通過し、太平洋に向けて航行した。日本の防衛省統合幕僚監部が28日に発表した。台湾の中央社によると、中国海警船が海軍艦艇とともに日本周辺の海峡などを航行した事例について、防衛省が公表するのは初めてという。

防衛省の説明によると、海警船と海軍艦艇は27日午前10時ごろ、鹿児島県の口永良部島から西に約200キロの海域を航行しているのが確認された。その後、東に進み、大隅海峡を通過した。

海軍艦艇3隻にはミサイル駆逐艦が含まれていた。海上自衛隊は艦艇と哨戒機を派遣し、航行状況を監視した。

海上法執行機関と海軍が同時に活動

中国海警局は海上の法執行活動を担う機関で、中国海軍とは組織上の役割が異なる。今回の航行では、両者の船舶が同じ海域で行動していたことが確認された。

中央社が引用した共同通信の報道によると、防衛省は今回の活動を中国による海洋活動の拡大の一環と捉え、動向を注視している。

大隅海峡は鹿児島県の大隅半島と種子島の間に位置し、東シナ海方面から太平洋に出る経路の一つとなっている。中国海軍の艦艇が日本周辺の海峡を通過して太平洋で活動する事例はこれまでも確認されているが、今回は海警船が同行した点が特徴となった。

一方、今回確認された航行について、日本の領海に侵入したとの情報は確認されていない。海警船と海軍艦艇が共同訓練や特定の作戦を実施したかどうかについても、確認された資料では明らかになっていない。

出典

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