江西省遂川県で土石流、12人死亡・1人不明 台風18号の大雨で住宅8棟全壊

中国江西省吉安市遂川県高坪鎮の明坑村石下地区で9月5日午前4時ごろ、台風18号(ソウデル)に伴う大雨により土石流が発生した。現地の災害救援指揮本部によると、8日午後6時までに12人の死亡が確認され、1人が行方不明となっている。死者には、災害後の調査で新たに行方不明者として判明した1人が含まれる。

土石流は住宅12棟を巻き込み、8棟が全壊、4棟が一部損壊した。発生直後には3人が救出され、このうち2人は無事だったが、1人の死亡が確認された。当初、行方不明者は11人と発表されていた。

台風18号のアジア名は「サデル(Saudel)」で、気象庁の資料でも2026年の台風第18号として記録されている。

被害判明に伴い死者数が増加

被害人数は捜索の進展に伴って増加した。香港電台は6日午後、死者3人、行方不明者9人と報道。8日午後1時までには、現場で5人の遺体が見つかり、行方不明者は7人となった。さらに同日午後6時までに死者が12人に増え、行方不明者は1人となった。

これらは発表時点の違いによるもので、被害人数をめぐって各媒体の報道が食い違っているわけではない。ただし、最初の発表後の調査で新たな行方不明者1人が確認されたため、最終的な被害対象者数は当初の発表より1人増えた。

12隊、170人余りが捜索

救援指揮本部は、行方不明者や被災住宅の位置を絞り込み、災害の中心区域を4つに分けて捜索している。12の専門隊から計170人余りを投入し、大型重機で土砂を少しずつ取り除きながら、区域内をくまなく調べている。

土砂に阻まれていた中心区域への道路は基本的に復旧し、大型救援機械が進入できるようになった。現場では行方不明者の捜索と並行し、道路の補強や新たな土石流、斜面崩壊などの二次災害を防ぐ作業が続いている。

災害発生後の香港メディアの報道によると、遂川県では豪雨により複数の道路が寸断され、電力や通信にも障害が出た。高坪鎮の現場では土石流が断続的に発生し、救援隊が一時退避を余儀なくされる場面もあった。県内では5300人余りが安全な場所へ避難した。

高坪鎮とは別に、遂川県左安鎮でも豪雨による斜面崩壊が相次ぎ、香港の無綫新聞は6日時点で少なくとも1人が死亡、1人が行方不明になったと報じた。この被害は高坪鎮で確認された死者12人、行方不明者1人には含まれていない。

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(2026年9月9日)

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