重慶市合川区で豪雨 2メートル超冠水と最高位の応急対応

重慶市合川区で激しい豪雨が発生

中国の重慶市合川区で6月7日、激しい豪雨が発生した。重慶市気象台が同日午前10時40分に発表した気象災害臨時の警報によると、過去3時間に重慶市の北西部、中部、東南部の局地で100〜180ミリの降水を記録した。

この記録的な豪雨の影響により、合川区内の広範囲で深刻な被害がもたらされている。同区当局は防潮および地質災害の最高位となる「1級応急対応」を始動し、警戒を強めている。

主要道路が500〜600メートルにわたり深刻な冠水

国内メディア『封面新聞』の報道によると、市民の向さんが撮影した動画から、高新農業产业大道で深刻な道路冠水が発生している実態が明らかになった。向さんの証言によると、6月7日の午前1時頃から雨が降り始め、朝の7時を過ぎると水位はかなり深くなり、約1メートルに達した。

その後も午前中を通じて雨勢が衰えることはなく、積水が最も深いときには2メートル以上に達した。これにより「500〜600メートルの区間が水没した」と向さんは振り返る。路上の車両は車頂だけを露出させている状態で、大量の車両が水没して車頂まで完全に水に浸かる被害となった。

激流に流された大人と子供の救出と避難状況

豪雨による浸水が深刻化する中、現地で子供と大人の2人が激流に流される様子を捉えた動画がネット上で拡散された。

激流のなか住民らの協力で2人を無事救助

拡散された動画によると、流される直前にこの大人は制服を着用した子供を守りながら、手を伸ばして道路脇の電柱を掴もうと自力救助を試みたものの、成功しなかった。動画の投稿者は、2人がその後すぐに熱心な市民によって引き上げられ、危険な状態にはないと伝えている。

合川区消防救援支隊の職員は、初歩的な調査の結果として、該当する2人はすでに無事に救助されており、身体に大きな怪我はないと発表した。

422人の住民が緊急避難・移転

中新網の報道によると、合川区防汛抗旱(防洪・干ばつ対策)指揮部は、同区が防汛1級応急対応および地質災害1級応急対応を始動したことを発表した。

これまでに現地では計422人の住民が緊急避難・移転を完了している。現地の消防部門などによる救助活動が進められており、現在のところ人的被害は報告されていない。

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