香港メディアの星島日報によると、中国の秦剛駐米大使は27日、米公共ラジオ（ＮＰＲ）のインタビューの中で、「台湾当局が米国の後押しのもと、台湾独立に進むなら、中米の二大国を軍事衝突に巻き込むだろう」と語り、台湾への支援を行わないよう、米国に対し異例の厳しい警告を行った。秦大使はまた「米国がおおっぴらに、一つの中国を空文化していると」と批判。「戦争せず、衝突せずが米中の最大公約数だ」などと述べた。（写真は星島日報のサイト画面）
米国防省は、秦大使の発言に対し「米国は一つの中国の政策と『台湾関係法』で定めた約束を守り、台湾が十分な防衛能力を維持できるよう、支援を続ける」とコメントした。
米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア（ＲＦＡ）によると、秦大使が米メディアの単独インタビューに応じたのは、昨年7月に崔天凱前大使の後任として着任して以来初めて。
秦大使は台湾問題を、米中関係について「火口箱（点火用品を詰めた箱）」と形容。従来、米国を批判する際使ってきた「火遊び」より表現を強めた。また、ＮＰＲは、秦大使が「軍事衝突」などの言葉を使い警告したことに「米国と台湾に対して発した、まれに見る直接的なコメントだ」と報じた。
◇出典
https://www.rfa.org/mandarin/Xinwen/6-01292022111201.html
https://std.stheadline.com/daily/article/2438848/%E6%97%A5%E5%A0%B1-%E4%B8%AD%E5%9C%8B-%E7%A7%A6%E5%89%9B-%E5%80%98%E7%BE%8E%E5%8A%A9%E9%95%B7%E5%8F%B0%E7%8D%A8-%E6%88%96%E8%87%B4%E4%B8%AD%E7%BE%8E%E8%BB%8D%E4%BA%8B%E8%A1%9D%E7%AA%81
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