米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、中国海軍の原子力潜水艦1隻が11月29日、浮上したまま台湾海峡を北に向かい航行したことが分かった。海外からは、台湾海峡での偶発的な軍事衝突を懸念する声が上がっている。中国政府系メディアは「台湾海峡は浅いので、浮上して航行する必要があった」と報じた。

 米CNN放送は、専門家の話として、狭い海峡で軍艦が頻繁に往来すると、偶発的な衝突が起きる可能性があると報じた。中国は、台湾への軍事的圧力を強めており、台湾海峡を航行する艦艇が増加中。米国と同盟国も、台湾支援を示すため、台湾海峡に派遣する艦艇を増やしている。

 台湾の中央通信社によると、中国の原潜は護衛の水上艦とともに航行した。米国の専門家は「中国華北の基地か、造船所の修理に向かうため航行したのだろう」と話している。

 米公共放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)によれば、米議会も20年に公表した東シナ海と南シナ海に関するリポートで、米軍と中国軍が、軍用機と軍艦を頻繁に行き来させることで、誤った判断を行うリスクや、偶発的な衝突の危険性が高まると指摘した。

◇出典

https://www.rfa.org/mandarin/Xinwen/7-12042021164757.html

https://www.cna.com.tw/news/firstnews/202112040128.aspx

https://www.voachinese.com/a/chinese-submarine-s-alleged-surprise-show-highlights-risk-of-the-unexpected-at-sea-20211203/6338415.html
安倍元首相「台湾有事は日本の有事」 台湾向けに講演
中国各地で買いだめ騒動 政府が平静呼び掛け