中国公安省高官、ミャンマー詐欺団摘発を視察

25年2月17日詐欺 香港メディアの大公文匯などによると、中国公安省の劉中義次官補は16日、タイとミャンマー国境を訪れ、ミャンマー特殊詐欺団の摘発状況を視察した。劉次官補は、ミャンマーのミャワディー地区で、中国人が運営する36の大規模な特殊詐欺団が活動していることを把握しており、約10万人が関与していると述べた。(写真は大公文匯のサイト)

 劉次官補の今回の主な目的は、現地視察とミャンマー内相との会談。ミャンマー政府は地元武装勢力と連携し、ミャワディの特殊詐欺団の拠点(KKパーク)に対する大規模な掃討作戦を実施。騙されて連行され働かされていた被害者約2000人を保護した。

 劉次官補によれば、詐欺被害者には各国の出身者が含まれるが、半数以上が中国人。多くの被害者は高給の仕事を提供すると騙されて拠点に連れ込まれ詐欺に加担していた。被害者は虐待や暴行を受けたり、命を落とすこともあるという。近く中国人の被害者約7000人が解放されてタイに送られ、メーソート空港からチャーター機で帰還する見通し。

 劉次官補は、特殊詐欺団対策のため「中タイ協力センター」の設立を提案し、タイ側も合意した。中国はタイ当局に対し、特殊詐欺団の資金源の遮断を求めている。

 中国さらに、地域会議を開いて、ミャンマー、ラオス、カンボジアの代表も招いて解決策を話し合うことを提案している。

◇出典

https://www.tkww.hk/a/202502/17/AP67b270bee4b04111a4a6bea4.html

https://udn.com/news/story/7332/8552678?from=udn-catelistnews_ch2

◇参考情報

中国人運営のミャンマー特殊詐欺団、10万人を使役

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