25年1月29日万科 香港メディアの東網によると、中国公安省の劉忠義次官は27日、タイ・ノンタブリーでタイ国家警察科学捜査局の係官と会見し、ミャンマー・ミャワディに中国人が運営する特殊詐欺団が36団体あり、10万人を使役して他人の財物を詐取していると述べた。(写真は東網のサイト)

 劉次官によれば、特殊詐欺団は、利益の誘惑や拉致により中国国民多数を自分たちの拠点に連行し使役している。被害者の中には殴られたり命を落とした者もいる。次官は、タイ国内にいる特殊詐欺団のトップと、先に中国人俳優、王星さんの拉致に関わった容疑者20人を逮捕し中国に引き渡すようタイ側に求めた。

 次官はさらに、ミャンマーで監禁されている中国人被害者の特定と、特殊詐欺団への圧力の強化による早期釈放、特殊詐欺団への資金ルートの遮断をタイ側に求めた。

 香港メディアの香港01によれば、王星さんの事件後、タイを訪れる中国人観光客が激減。タイのペートンタン首相は、担当機関に国際犯罪の取り締まりと中国人観光客の安全確保に取り組み信頼回復に努めるよう指示した。

◇出典

https://www.rfa.org/mandarin/zhengzhi/renquan/2025/01/28/myawaddy-has-100000-working-for-chinese-fraud-groups/

https://hk.on.cc/hk/bkn/cnt/news/20250129/bkn-20250129081008073-0129_00822_001_cn.html

◇参考情報
タイで行方不明の中国人俳優発見 特殊詐欺団が拉致