25年2月14日ミャンマー 香港メディアの星島日報によると、中国人俳優の拉致監禁事件をきっかけに、タイ国境に近いミャンマー・ミャワディの中国人特殊詐欺団の拠点に大きな注目を集める中、カレン民族軍(KNA)などミャンマーの反政府武装勢力が、特殊詐欺団の掃討に乗り出すことを決めた。拠点で働かされていた中国人被害者らは約1万人に上るとみられ、今後順次解放される。(写真は星島日報のサイト)

 タイ当局も、これまでに被害者261人が解放されたと認めた。近くさらに約7000人が解放される見通し。中国人俳優の事件の容疑者は全員拘束されたという。タイ当局は既に拠点への電気と燃料の供給を遮断している。

 KNAは特別チームを編成し、中国人特殊詐欺団のメンバーの逮捕と拠点の一掃を行うことを決めた。被害者は解放し、2月13日から1日500人ずつタイへの送還を始めた。 

 ミャワディは2024年5月以降、KNAの支配地域。現地紙によれば、軍と特殊詐欺団は経済的な関係があり、拠点となる場所はKNAが賃貸していた。しかし最近方針転換し、特殊詐欺団問題の解決でタイ当局に協力することを決めた。

◇出典

https://std.stheadline.com/realtime/article/2052698/%E5%8D%B3%E6%99%82-%E4%B8%AD%E5%9C%8B-%E7%B7%AC%E7%94%B8%E8%A9%90%E9%A8%99%E5%9C%92%E5%8D%80%EF%B8%B1%E6%AD%A6%E8%A3%9D%E7%B5%84%E7%B9%94%E5%B0%87%E5%90%91%E6%B3%B0%E7%A7%BB%E4%BA%A4%E8%90%AC%E5%90%8D%E6%B6%89%E9%9B%BB%E8%A9%90%E8%8F%AF%E4%BA%BA

https://www.cna.com.tw/news/acn/202502130228.aspx

◇参考情報
中国人運営のミャンマー特殊詐欺団、10万人を使役
特殊詐欺団めぐり6カ国が会合 2回目の壊滅作戦で合意