米公共放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)によると、連邦捜査局(FBI)のレイ長官は15日、中国発の動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」について「国家の安全保障上の懸念がある」と述べた。TikTokは現在、米国での営業が続けられるよう、米政府に許可を求めている。
レイ長官は、米連邦議会下院の国土安全委員会の公聴会で「中国政府はTikTokを通じ、ユーザー数百万人のデータ収集が可能だ」と指摘。「『推薦アルゴリズム』を利用して、ユーザーのソフトウエアを操作したり、デバイスに損害を与えることも潜在的に可能だ」と述べた。
香港メディアの東網によると、レイ長官は、TikTokに対する対米外国投資委員会(CFIUS)の調査に、FBIの外国投資審査部門が関与していることを指摘。CFIUSとTikTokの話し合いにも影響を与えていると述べた。
中国外務省の毛寧副報道局長は記者会見で、米政府がTikTokの事業継続の可否について審査を行っていることについて「中国は断固として反対する。米国が公平で開かれ差別のない国際ルールを順守するよう望む」と述べた。
◇出典
https://www.voachinese.com/a/fbi-tiktok-national-security-20221115/6836391.html
https://hk.on.cc/hk/bkn/cnt/cnnews/20221116/bkn-20221116120740213-1116_00952_001.html
◇参考情報