20220128黒 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、ドイツの情報機関、ドイツ連邦憲法擁護庁は26日、ハッカー組織「APT・27」がドイツの製薬やハイテク企業への攻撃を続けていると発表した。同庁は26日の発表で、中国を名指ししなかった。しかし、同庁は2019年のリポートで、この組織と中国との関連を示唆している。(写真はRFAのサイト画面)

 同庁の19年のリポートは、中国のハッカー組織とみられる「APT・27」が、外国の大使館や主要機関に脅威を与えていると警告。組織の別名は「パンダの密使」だと指摘した。

 ドイツの国際公共放送ドイチェ・ベレ(DW)によると、「APT・27」は2021年3月から、米マイクロソフト社の電子メール送受信サーバー「マイクロソフト・エクスチェンジ」のセキュリティーホールを通じ攻撃を行っている。

 同庁は26日の発表の中で企業に対し、ハッカーが企業秘密や知的財産権に絡む情報を窃取しているほか、企業と顧客間のネットワークをウイルスを仕込んでいる可能性があるとして警戒を呼び掛けた。同庁によれば、「APT・27」は独企業への攻撃をさらに強めているという。

◇出典

https://www.rfa.org/mandarin/Xinwen/5-01272022120316.html

https://www.dw.com/zh/%E5%BE%B7%E5%9B%BD%E6%83%85%E6%8A%A5%E6%9C%BA%E6%9E%84%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E9%BB%91%E5%AE%A2%E8%A2%AD%E5%87%BB%E5%BE%B7%E5%9B%BD%E4%BC%81%E4%B8%9A/a-60573411
中国情報会社、世界で要人ら240万人の個人データ収集