
台湾の中央通信社によると、中国の高速鉄道では12日、運転の遅れのほか、列車の立ち往生も起きた。高速鉄道の通信システムがサイバー攻撃を受けた疑いがあるが、中国当局は沈黙している。
中国メディアやネット情報によると、四川省の成都東駅と重慶北駅では、高速鉄道の全列車に出発の遅れが生じた。国有鉄道、中国鉄路の公式サイトによれば、両駅のほか山東の済南西駅、広東の広州南駅、江蘇の南京南駅など主要駅で、高速鉄道の大規模な遅れが発生。一部は出発が3時間以上遅れた。
中国のネット情報によると、高速鉄道の大規模な遅れは、CIR、GSM-Rなど鉄道用の通信システムがダウンし、列車番号などの入力が不能になったため。多くの列車が途中で立ち往生した。鉄道当局は、緊急体制を発動し、運転指令所は携帯電話で列車と連絡を取り運転を再開したという。
高速鉄道に詳しいネット民によると、中国高速鉄道の大規模な遅れは初めて。多数の駅の通信システムが同時に故障したのは、明らかにサイバー攻撃のため。しかし中国当局はサイバー攻撃については沈黙しており、中国の検索サイトでは「高速鉄道の遅れ」がホットワードとなったが、削除された。
◇出典
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1740962384876964502&wfr=spider&for=pc
https://m.gmw.cn/baijia/2022-08/13/35951095.html
https://www.cna.com.tw/news/acn/202208160284.aspx
◇参考情報