中国メディアの澎湃新聞によると、湖南省長沙市政府は6日、同市望城区で4月29日、8階建ての雑居ビルが崩落した事故で記者会見し、不明者全員の安否を特定したとした上、死者は53人、けが人は10人と発表した。（写真は東網のサイト画面）

　国務院は事故を重く見て、建築や安全、法律の専門家からなる事故調査班の設置を決めた。事故の経過や原因、教訓の総括を行なった上、責任の所在も明らかにする。

　香港メディアの東網によると、雑居ビルは所有者が自力で建設したもので、1～8階に店舗とレストラン、喫茶店、旅館、所有者の自宅が入っていた。テナントがそれぞれ改造を行なっていた。2012年の完成時は6階建てだったが、18年に建て増しされた。

　米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア（ＲＦＡ）によると、長沙市トップの呉桂英党書記は6日の記者会見で、社会に対し謝罪した。しかし、住民からは政府の責任を追及する声が挙がっている。

　業界関係者は、雑居ビルの崩落は、建て増しを認めるなど、政府の管理不行き届きも原因の一つと指摘。汚職の可能性もあると述べた。

　長沙市の住民の1人はＲＦＡに、崩落した雑居ビルについて「郊外にあり、当局の管理が厳しくない。長沙市の中心部なら、建て増しは認められない」と述べた。

　建築設計士の1人もＲＦＡに「事故原因は主に、建て増しの際の審査が厳格でなかったこと。建て増しは、建築法規に違反している」と述べた。

◇出典

　中国メディアの澎湃新聞によると、湖南省長沙市政府は6日、同市望城区で4月29日、8階建ての雑居ビルが崩落した事故で記者会見し、不明者全員の安否を特定したとした上、死者は53人、けが人は10人と発表した。（写真は東網のサイト画面）

　国務院は事故を重く見て、建築や安全、法律の専門家からなる事故調査班の設置を決めた。事故の経過や原因、教訓の総括を行なった上、責任の所在も明らかにする。

　香港メディアの東網によると、雑居ビルは所有者が自力で建設したもので、1～8階に店舗とレストラン、喫茶店、旅館、所有者の自宅が入っていた。テナントがそれぞれ改造を行なっていた。2012年の完成時は6階建てだったが、18年に建て増しされた。

　米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア（ＲＦＡ）によると、長沙市トップの呉桂英党書記は6日の記者会見で、社会に対し謝罪した。しかし、住民からは政府の責任を追及する声が挙がっている。

　業界関係者は、雑居ビルの崩落は、建て増しを認めるなど、政府の管理不行き届きも原因の一つと指摘。汚職の可能性もあると述べた。

　長沙市の住民の1人はＲＦＡに、崩落した雑居ビルについて「郊外にあり、当局の管理が厳しくない。長沙市の中心部なら、建て増しは認められない」と述べた。

　建築設計士の1人もＲＦＡに「事故原因は主に、建て増しの際の審査が厳格でなかったこと。建て増しは、建築法規に違反している」と述べた。

◇出典