20220419鄭 中国メディアの紅星新聞によると、河南省鄭州市金水区の室内プール「五洲温泉游泳館」で18日午前10時51分ごろ、建物の屋根が突然崩落した。消防や警察が急行して遊泳客ら12人を救出したが、3人が死亡、9人がかけがした。
(写真は東網のサイト画面)

 警察は、室内プールの経営者ら3人を拘束。取り調べを行うとともに、事故原因の調査を始めた。目撃者によると、崩れた屋根から鉄骨などがプールに降り注いだという。

 この室内プールは、入場料が安く、日ごろから中高年の客でにぎわっていた。ただ、設備は古くプールは不衛生で、天井から水漏れがあったとの指摘もある。 香港メディアの東網によると、崩落した屋根の下は、水深が1.9メートルと深く、遊泳客の多くが逃げ遅れたとみられる。現場のプールでは、水面いっぱいに鉄骨やコンクリート片が散乱した。

 室内プールは、2002年8月発足の鄭州五洲大酒店倶楽部が経営。同社は、出資者の鄭州同楽企業集団と個人の共同出資会社。ただ、鄭州同楽企業集団は3年間の債務不履行などで、河南省市場監督管理局の「深刻な違法状態の信用失墜企業リスト」に登載されている。

 中国では建物の崩落事故が頻発。昨年8月には、黒竜江省ハルビン市のオフィスビルで屋上が崩落し、工事作業員11人が死傷。7月には、江蘇省蘇州市のホテルが崩れて宿泊客ら25人が死傷した。

◇出典

https://baijiahao.baidu.com/s?id=1730452491688255728&wfr=spider&for=pc

http://henan.china.com.cn/tech/2022-04/19/content_41943789.htm

https://www.cna.com.tw/news/acn/202204180302.aspx

https://hk.on.cc/hk/bkn/cnt/cnnews/20220418/bkn-20220418174231685-0418_00952_001.html

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