米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、欧州連合(EU)欧州議会の議員13人からなる代表団が3日、台湾に到着した。反中派で、中国の制裁対象となっているフランス選出のラファエル・グリュックスマン議員が団長を務め、3日間の滞在中、台湾の蔡英文総統と会談するほか、台湾各界との交流を行う。(写真はRFAのサイト画面)
欧州議会の公式代表団が台湾を訪れるのは初めて。中国は強く反発しており、ブリュッセル駐在の大使は事前に「中国と欧州の関係を損なうことになる」と警告を発した。 代表団は、中国の圧力で日程が影響を受けないよう、隠密行動を採っている。一行が台湾行きの航空機に搭乗後、初めて訪問計画を明かした。台湾側も、代表団の安全に配慮して、到着まで発表を控えた。
欧州のメディアは「欧州議会は、中国の警告を顧みず、台湾との関係強化を図る試みの一つだ」と評した。
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