22021年10月29日台 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、台湾の蔡英文総統は26日、米CNNテレビの独占インタビューの中で、米軍が台湾で軍事訓練の支援を行っていると述べた。台湾の総統が、台湾での米軍の存在を認めたのは初めて。(写真はRFAのサイト画面)

 インタビューが放送された28日、中国外務省の汪文斌副報道局長は、記者会見で、米艦艇が台湾海峡の航行を繰り返していることに触れ「米国が台湾独立派に、誤ったシグナルを送り、地域の平和を脅かしている。台湾独立の動きは、死への道だ」などと述べ、米国と台湾をけん制した。 

 CNNのインタビューで蔡総統は、台湾にいる米軍人の数を尋ねられたのに対し「皆さんが想像するほど多くない」と述べるにとどまった。蔡総統はまた、台湾の防衛力強化に向け、米国と幅広い分野で協力を進めていると指摘した。

 蔡総統はまた「有事の際、中国に対する台湾の防衛を、米国が支援すると信じているか」と聴かれたのに対し、「確かに信じている」と語った。

◇出典

https://www.rfa.org/mandarin/Xinwen/hx1028a-10272021233900.html
https://www.rfa.org/mandarin/Xinwen/wul1028b-10282021074011.html
https://www.cna.com.tw/news/firstnews/202110285014.aspx
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