中国江蘇省張家港市のスーパーで、販売用の豚肉が不適切な状態で保管され、猫が肉に接触してなめていた問題が発覚した。張家港保税区市場監督管理局は10月22日、商品の搬入・保管過程に管理上の問題があったと認定し、店舗に残っていた豚肉の在庫すべてを差し押さえ、正式に立件調査を開始したと発表した。
生肉を屋外に放置、猫が接触
問題が発覚したのは、江蘇省張家港市の「蘇潤時代超市」。
香港の星島頭條によると、販売予定の生の豚肉が店舗のごみ箱付近に置かれ、猫が肉をなめたり食べたりしている様子が確認された。
現場には大型のごみ箱が複数設置されていたと報じられている。
生肉が衛生管理の不十分な環境に置かれ、動物が直接接触していたことから、食品の汚染や流通管理への懸念が広がった。
市場監督管理局が調査班を派遣
張家港保税区市場監督管理局は22日、問題に関する通報を発表した。
同局によると、住民から、蘇潤時代超市の商品受け入れ場所で肉類が不適切に保管され、猫が接触してなめていたとの情報が寄せられた。
当局は専門の調査班を設置して現場を確認した。
初期調査の結果、肉類の入庫過程に管理上の問題があったことを確認したという。
店舗の豚肉全在庫を差し押さえ
市場監督管理局は、店舗に残っていた豚肉の在庫をすべて差し押さえ、正式に立件調査を開始した。
当局は今後、食品安全に関する監督を強化し、消費者の権利を保護する方針を示している。
店舗側は、問題の肉を販売せずに廃棄したと説明したと報じられている。
ただし、今回確認できた当局発表では、問題の肉が実際に販売されたかどうかについて最終的な結論は示されていない。
食品の搬入・保管管理が焦点
今回の問題では、販売前の食品を受け入れる段階で、外部環境や動物との接触を防ぐ管理が十分に行われていなかったことが焦点となっている。
生肉は適切な温度や衛生環境で管理する必要があり、動物との接触は食品安全上の問題につながる。
当局は正式に立件調査を開始しているが、店舗への行政処分や罰金などの内容は、現時点で公表されていない。
今後は、問題の肉の取り扱い状況、店舗側の管理責任、再発防止措置などが調査対象となる。
