中国チベット自治区ナクチュ市巴青県で10月22日午後10時33分、マグニチュード(M)7.0の地震が発生し、23日午前10時までに16人が死亡、76人が負傷した。ナクチュ市政府が23日の記者会見で発表した。震源の深さは10キロで、住宅の倒壊や損傷などが発生した。現地では500回を超える余震が観測され、当局は5000人以上を救助活動に投入している。
負傷者数が76人に増加、住宅にも被害
中国地震台網によると、震源は北緯32.40度、東経93.79度。チベット自治区北部のナクチュ市巴青県で発生した。
地震発生後、当局が被害状況を調査するにつれて負傷者数は増加した。23日未明の発表では32人、その後46人、65人と更新され、同日午前10時時点の公式集計で76人となった。
地元当局によると、住宅339戸に倒壊や損傷の被害が確認されたほか、家畜用の小屋20棟も被害を受けた。被災地域では建物の安全確認や住民の安否調査が続いている。
500回を超える余震を観測
香港メディアの報道によると、地震後には500回以上の余震が観測された。
震源付近では強い揺れが繰り返されており、当局は損傷した建物への立ち入りや、斜面崩壊などの二次災害に警戒している。
チベット高原の被災地域は標高が高く、集落が広範囲に分散している。道路や通信などの状況によっては、被害の確認や救援物資の輸送に時間を要する可能性がある。
救助活動に5000人以上を投入
新華社によると、23日午前の時点で現地に投入された救助・災害対応要員は5000人を超えた。
救助隊は倒壊・損傷した建物の捜索、負傷者の搬送、被災住民の避難支援などを進めている。
中国政府は地震発生後、救助活動を強化するよう関係機関に指示した。
青海省側でも揺れを観測
震源に近い青海省玉樹チベット族自治州雑多県でも強い揺れが観測された。
同県では一部の建物に亀裂が生じたと報じられている。青海省側でも関係当局が被害状況の確認を進めている。
今回の地震では、死傷者数が短時間のうちに繰り返し更新された。今後も建物の被害調査や余震の状況によって、被害の全容が変わる可能性がある。
