中国空母「遼寧」、日本のEEZ内で艦載機発着約10回 石垣島南方で

中国海軍の空母「遼寧」は10月14日、石垣島の南約250キロの日本の排他的経済水域(EEZ)内で、艦載戦闘機とヘリコプターの発着艦を計約10回実施した。航空自衛隊は戦闘機を緊急発進させて対応し、海上自衛隊も護衛艦と哨戒機で警戒監視に当たった。

発着艦の回数は、米海軍協会のニュースサイトUSNI Newsと台湾の聯合報が、日本の防衛省統合幕僚監部の公表情報を基に伝えた。約10回は戦闘機とヘリコプターを合わせた回数で、戦闘機だけの発着艦回数ではない。米紙スターズ・アンド・ストライプスも、同じ海域で遼寧が航空機を発着させ、空自が戦闘機を派遣したと報じた。

遼寧は、055型ミサイル駆逐艦「鞍山」「無錫」、052D型ミサイル駆逐艦「淮南」と計4隻の編隊を組んでいた。13日午前11時ごろ、長崎県・男女群島の南西約390キロの東シナ海を南下し、14日に沖縄本島と宮古島の間を南東に通過してフィリピン海に進出した。その後、石垣島南方で艦載機の発着艦が確認された。

海上自衛隊は護衛艦「ゆうぎり」と、厚木基地を拠点とするP-1哨戒機、那覇基地を拠点とするP-3C哨戒機で、警戒監視と情報収集を実施した。

訓練後は南シナ海方面へ

USNI Newsの15日更新によると、編隊は翌15日、ルソン海峡に入り、南シナ海方面へ向かった。ゆうぎりは移動する編隊の追尾を続けた。

中国海軍は14日、遼寧編隊を西太平洋の関連海域に派遣して訓練を行うと発表した。年間計画に基づく定例訓練で、実戦を想定した訓練水準と任務遂行能力の向上を目的とし、「特定の国や目標を対象としていない」と説明した。具体的な訓練期間や終了日は明らかにしていない。

遼寧編隊は今年5~6月にも南シナ海や西太平洋で遠洋訓練を行った。中国海軍は5月19日に西太平洋での訓練を発表し、編隊は40日余りの活動を終えて6月22日に山東省青島の母港へ帰還した。

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(2026年10月16日)

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