中国空母「遼寧」編隊、西太平洋で訓練 石垣島南方で艦載機が発着

中国海軍は10月14日、空母「遼寧」を中心とする編隊を西太平洋に派遣し、訓練を開始したと発表した。年間計画に基づく定例訓練で、実戦を想定した訓練水準と任務遂行能力の向上が目的と説明。「特定の国や目標を対象としていない」と強調した。具体的な訓練海域や実施期間、終了後の行動予定は明らかにしていない。

米海軍協会のニュースサイトUSNIニュースによると、編隊は14日、沖縄本島と宮古島の間を南東に航行し、フィリピン海に進出した。石垣島の南約250キロの海域では、遼寧の艦載機が発着する様子が確認された。同サイトは日本の防衛省統合幕僚監部の公表情報を基に伝えた。

編隊は遼寧のほか、ミサイル駆逐艦3隻で構成される。13日午前には長崎県・男女群島の南西約390キロの東シナ海を南下していた。海上自衛隊の護衛艦や哨戒機が警戒監視に当たり、艦載戦闘機の活動に対して航空自衛隊の戦闘機が緊急発進したという。

今年2回目の西太平洋訓練

香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは、遼寧編隊による今回の西太平洋訓練を今年2回目と報じた。日米が予定する共同統合演習「キーン・ソード27」と時期が重なる可能性があると指摘した。ただ、中国側は今回の派遣と日米演習との関係には言及していない。

遼寧編隊は今年5~6月にも南シナ海や西太平洋で遠洋訓練を実施した。台湾の中央社によると、中国海軍は5月19日に西太平洋への派遣を発表し、編隊は6月22日に青島の母港へ帰還した。

ロイター通信が6月22日に伝えた中国中央テレビの発表では、この遠洋訓練は40日余りに及び、防空、対艦攻撃、支援、遠距離での救難、実弾射撃などを実施した。西太平洋では強襲揚陸艦の編隊との共同訓練も行った。今回の発表では、こうした個別の訓練科目は示されていない。

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(2026年10月15日)

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