タイ当局は10月8日、中国当局が指名手配した中国人調査記者、白兆東氏の引き渡し手続きを開始した。白氏は中国で約20年間、政府の腐敗を報じ、2023年に中国を離れた後、国連から難民として認定され、2026年1月からタイで拘束されている。中国外交部は7月、白氏が恐喝と収賄に関与した疑いがあるとして、タイ側に引き渡しを求めたと説明していた。
白氏は8日、弁護士とともにバンコク刑事裁判所に出廷し、引き渡しに抗弁する方針を確認した。国境なき記者団は、中国へ送還されれば政治的迫害や恣意的拘束、強制失踪、拷問などの危険があると指摘している。
