中国海警局は9月3日、台湾東方海域で中国海警の普陀山艦編隊が常態化した法執行巡回を開始したと発表した。同海域をめぐっては、中国自然資源省も、同省第二海洋研究所が8月10日から31日まで海洋地球物理の総合調査を実施したと発表している。
中国側は、8月以降、普陀山艦編隊が関連海域の管制を強化していると説明した。台湾海巡署によると、普陀山艦と岱山艦は台湾の緑島東方約105カイリと約74カイリの海域で滞留・漂航し、台湾側は艦艇によって全行程を監視した。今回の活動に伴う被害について、資料に記載はない。
台湾海巡署は、台湾が東部の排他的経済水域で主権的権利と管轄権を有していると表明した。そのうえで、中国には台湾周辺海域の管轄権はないとの立場を示した。中国公船による巡回と中国公的機関による海洋調査に対し、台湾側が監視と管轄権の主張を続けている形である。
台湾東方海域で中国の公船による法執行活動と海洋調査が示されたことは、台湾周辺の安全保障情勢を注視する在中邦人や日系企業にとって重要な動向である。
