中国貴州省黔南プイ族ミャオ族自治州三都水族自治県の人民法院(地裁)は、元交際相手への報復を目的に住宅へ侵入し、飲料水などに殺鼠剤を混入させた40歳の男に対し、故意殺人罪の未遂で懲役4年の判決を言い渡した。11月3日付の農民日報を引用し、青島新聞網が澎湃新聞の投稿プラットフォーム「澎湃号」で4日に伝えた。男は住宅内の複数の容器に殺鼠剤を入れたほか、寝室の枕の下に水銀をまいていた。
判決によると、男は韋姓の40歳。2026年1月初めに交際していた女性と別れた後、女性が別の男性と家庭を築いたことに不満を抱き、報復を計画した。男は交際中に女性が別の男性とも関係を持っていたと考え、恨みを募らせていたという。
飲料水や食品に殺鼠剤を投入
男は2月11日夜、殺鼠剤8瓶、手袋、頭部を覆う装備、水銀体温計約30本などを持って、元交際相手とその夫が暮らす住宅へ車で向かった。途中で体温計を割って水銀を取り出し、容器に集めた。
住宅に人がいないことを確認して侵入し、2階の居間にあった飲料水容器、茶の入った容器、湯沸かし器、寝室のミネラルウオーターのボトルなどに殺鼠剤を投入した。
さらに、主寝室の枕の下に水銀をまき、1階にあった酒の容器2つや、開封済みの唐辛子の漬物の袋にも殺鼠剤を入れた。男は犯行後、床に残った水滴を拭き取り、薬剤が溶けて気付かれにくくなったことを確認して住宅を離れた。
防犯カメラで発覚、男が出頭
同日午後8時ごろ、住宅の家族が2階の居間に水滴が落ちていることに気付き、不審に思って防犯カメラの映像を確認した。映像には男が住宅内で毒物を投入する様子が記録されており、家族は警察に通報した。
男は家族らの説得を受け、2月13日午前に警察へ出頭し、犯行を認めた。司法鑑定では、住宅内の飲料水容器や酒の容器などから有毒成分が検出された。男は事件後、被害者側に2万元を賠償した。
裁判所、故意殺人未遂と認定
裁判所は、男が感情的なもつれから毒物を投入し、他人の生命を奪おうとした行為は故意殺人罪に該当すると判断した。
一方、自ら警察に出頭して事実を認めたことや、罪を認めて処罰を受け入れたこと、被害者への賠償、拘束中の態度などを量刑で考慮し、未遂として懲役4年を言い渡した。判決の正確な言い渡し日は報道では示されていない。
出典
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(2026年11月5日)
