中国共産党中央政治局は10月23日、習近平総書記の主宰で会議を開き、第20期党中央による第7回巡視の総合報告を審議した。会議では、中央・国家機関の業務に一定の進展があった一方、是正すべき問題も残っていると指摘。党組織に対する監督を強化し、腐敗行為の摘発について厳しい姿勢を維持する方針を示した。新華社が同日報じた。
中央・国家機関の巡視結果を審議
中国共産党中央政治局は23日、「第20期党中央第7回巡視状況に関する総合報告」を審議した。
中国共産党の巡視制度は、党中央などが党組織や幹部の活動状況を点検し、党の方針の実施状況、組織運営、規律上の問題などを調べる仕組みである。
今回の会議では、中央・国家機関の業務に進展がみられる一方、改善が必要な問題も存在すると指摘された。
党中央政治局は、問題の是正に対する責任を明確にし、監督を強化するよう求めた。
問題の是正を徹底する方針
新華社によると、会議では、巡視で指摘された問題について形式的な対応にとどまらず、実際に改善する必要があると強調した。
対象となった党組織には、巡視結果を踏まえて問題の原因を調べ、必要な是正措置を実施することが求められる。
また、党中央の政策方針を確実に実施するため、中央・国家機関の幹部に政治的責任を果たすよう指示した。
腐敗摘発の厳しい姿勢を維持
党中央政治局は、党の規律管理と腐敗防止に関する責任を徹底し、腐敗行為の摘発について厳しい姿勢を維持するよう求めた。
中国共産党は習近平政権の下で、党・政府幹部に対する規律検査や汚職摘発を継続している。
今回の会議でも、党組織の監督、幹部の規律、中央の政策を実施する能力の強化が重視された。
ただし、会議では新たな汚職事件や特定幹部への処分が発表されたわけではない。
行政運営のリスク管理も重視
会議では、腐敗防止に加え、行政運営におけるリスクの早期発見と対処も求めた。
新華社によると、党中央政治局は、潜在的なリスクを発生源の段階から管理し、問題の調査と是正を進める必要があると強調した。
中央・国家機関の指導部についても、組織運営能力を高め、政策実施上の問題に対処するよう指示した。
党内監督の継続を示す
今回の会議は、党中央による巡視の結果を受け、中央・国家機関の監督と問題の是正を継続する方針を示したものとなる。
今後は、巡視で指摘された問題に対して各機関がどのような是正措置を実施するかが焦点となる。
ただし、巡視報告の個別内容や、具体的にどの機関でどのような問題が確認されたかについて、今回の新華社報道では詳細が明らかにされていない。
