中国・昆明でM4.3地震 外壁落下などの被害、列車は運転再開

中国雲南省昆明市盤龍区で9月30日午後6時31分(日本時間同7時31分)、マグニチュード(M)4.3の地震が発生した。住宅の外壁タイルの落下や壁の軽微なひび割れなどが確認され、昆明を発着する列車も一時停止した。雲南省応急管理庁の10月1日の発表によると、同日午前10時までに死傷者や住宅の重大な損傷は確認されておらず、停止した列車は9月30日夜に全て運転を再開した。

中国地震台網によると、震源の深さは10キロ。震央は盤龍区金辰街道の北緯25.09度、東経102.73度に位置する。盤龍区のほか、五華区、西山区、官渡区、呈貢区など昆明市内の広い範囲で強い揺れが感じられ、周辺の安寧市、富民県、嵩明県でも揺れが確認された。

住宅の外壁タイルが落下、重大な損傷は確認されず

雲南省地震局の初期調査では、一部の住宅地で建物のタイルが落下し、壁に軽微なひび割れが生じたほか、室内の物品が落ちる被害があった。同局は当初、死傷者は確認されていないとし、被害情報の収集と確認を進めた。

香港の星島頭條によると、盤龍区の二環東路付近にある住宅団地「景星花園」では、強い揺れを感じた住民が建物の外へ避難した。その後、一部の住民が自分の住む建物の外壁に損傷があることを確認した。ほかの住宅地でも住民が屋外に出て、開けた場所に集まった。

省の地震災害対策当局は、老朽化した住宅団地、交通施設、貯水池、体育施設などを重点的に点検した。10月1日午前10時時点では、住宅の重大な損傷は確認されず、建物の外壁から落下した破片の撤去も全て完了したという。省当局は同日午前11時、地震発生後に開始した4級の緊急対応を終了した。

鉄道は当日夜に復旧、地下鉄や空港も点検

中国鉄路昆明局集団は地震直後、安全確保のため対象区間を走行する列車を停止し、線路や設備の点検を実施した。この影響で昆明を発着する複数の旅客列車に遅れが生じた。省応急管理庁によると、一時停止した在来線と高速鉄道の列車は、9月30日午後8時40分までに全て運転を再開した。

昆明地下鉄も全路線で列車の速度を落とし、設備を点検した。異常は見つからず、通常運行に戻った。昆明空港でも施設・設備を確認したが、地震による影響はなく、運営は正常だった。周辺の主要道路や橋、トンネルの点検でも、当時の調査では危険な状態は確認されなかった。

地震警報は発生5.6秒後に配信

雲南省地震局によると、地震警報システムは正常に作動し、地震発生から5.6秒後に警報情報を配信した。同局は現地調査班を派遣し、中国地震台網センターと共同で地震活動を分析した。

昆明日報によると、雲南地震台の専門家、洪敏氏は、今回の地震が黒竜潭―官渡断層で発生したと説明した。省地震局は初期分析で通常の地震活動と判断した。洪氏によると、昆明市中心部の地震活動は歴史的に比較的弱く、1900年以降の最大の地震は、1937年11月10日に呈貢で発生したM5.0の地震だった。

#中国 #雲南省 #昆明 #盤龍区 #地震 #中国地震台網 #雲南省地震局 #鉄道

出典

関連記事

(2026年10月2日)

author avatar
admin_dev
タイトルとURLをコピーしました