習近平氏とトランプ氏、第二次大戦での中米共闘を強調 日本メディアは中国の抗日論強化を懸念

中国国営中央テレビによると、米国を国賓訪問中の中国の習近平国家主席は23日、ホワイトハウスで開かれた国賓晩餐会の演説で、第二次世界大戦中に中国と米国が日本の軍国主義侵略者と共に戦ったと述べ、中国軍民が抗日戦争中に数百人の米軍パイロットを救出したと強調した。

習氏は、救出のために数十万人の命が犠牲になったとし、「血と炎によって鍛えられた友情は、世代を超えて受け継がれる」と述べた。

トランプ氏もこれに先立つホワイトハウスの歓迎式典で、米中両国がかつて肩を並べて戦い、第二次世界大戦の勝利を共に収めたと述べ、両国の国民はいまもフライング・タイガースなどの物語を記憶していると語った。

高市早苗首相は昨年末に「台湾有事論」を示し、中国は強く反発した。習氏はその後、トランプ氏との電話協議で「今こそ第二次世界大戦の勝利の成果を共同で守る時だ」と呼びかけていた。

日本メディアは、米国と日本が現在は同盟国であり、中国による威圧的な行動が増える中、米大統領も言動で日本の立場に配慮してきたと指摘した。高市氏は22日にトランプ氏と会談し、中国に対する日本の懸念を直接伝えた。

一方、日本メディアは、トランプ氏の言動から習氏に十分な面子を与えようとする事情もうかがえるとした。習氏が23日に米国に到着すると、トランプ氏はアンドルーズ空軍基地まで自ら出迎えた。

米国の中間選挙を11月3日に控え、トランプ氏は中国に対し、米国製品の購入をさらに増やす約束などを求めている。日本メディアは、今回の取引の一環として、過去の歴史に言及することが言葉による返礼となる可能性もあると伝えた。

また、第二次世界大戦当時に米国と同盟関係を結んでいたのは、蒋介石が率いた中華民国だったと補足した。

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