中国が9月7日からの週に、米国産大豆約100万トンを購入したことが、複数の貿易関係者の話で分かった。習近平国家主席が9月下旬に米国を訪問するとの観測が強まる中、中国が米国との合意に沿って農産物の調達を加速している。米農務省が公式に確認した中国向け販売量は、このうち34万トンにとどまり、約100万トンという全体量は貿易関係者の情報に基づいている。
ロイターが9月10日、貿易関係者4人の話として報じた。中国が購入したのは14~15隻分で、国有食糧備蓄会社の中国儲備糧管理集団(中儲糧、シノグレイン)や国有食品大手の中糧集団(COFCO)が買い手とみられる。両社は購入についてコメントしていない。
米農務省は9日、2026~27年度に引き渡す大豆34万トンの中国向け販売と、10万トンの仕向け地未定の販売を公表した。今回の取引を含めると、中国による米国産大豆の購入量は、2028年まで毎年2500万トンを購入するとの米側発表に基づく年間目標の半分近くに達したという。
ブラジル産の在庫減少も背景
購入時期は習氏の訪米準備と重なるが、外交上の配慮だけが理由とは確認されていない。最大の大豆輸出国であるブラジルで在庫が減り、次の収穫期まで中国の調達先が限られていることも背景にある。
中国は米国産を含む米国製品に10%の追加関税を維持している。このため、国有企業が調達を進める一方、採算を重視する中国の民間搾油会社は米国産大豆の購入を控えてきた。訪米時に関税引き下げや農産物貿易に関する措置が示されるかが焦点となる。
9月24日の訪問を中国側は未発表
トランプ米大統領は7月下旬、習氏が9月24日にワシントンを訪れると表明した。香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストも、米中両政府が同日の首脳会談に向けて調整していると報じている。ただ、中国政府は9月11日現在、訪問日程を正式には発表していない。このため、「9月24日の訪米が確定した」とは現段階で断定できない。
習氏の訪米に合わせ、中国企業の経営者からなる大型代表団を同行させる案も浮上している。サウスチャイナ・モーニング・ポストは8月28日、米中当局が企業経営者の同行について協議していると報道。ロイターも9月4日、関係者2人の話として、中国側が大規模な企業家代表団を準備していると伝えた。
一方、同行する企業や経営者は判明していない。米政府当局者は、中国企業の最高経営責任者(CEO)代表団を把握していないと説明しており、中国側からも公式発表はない。代表団の編成は、両国の投資・商業関係を維持する姿勢を示す狙いがあるとみられるが、実際の規模や構成はなお流動的である
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出典
- China buys 1 million tons of US soybeans ahead of Xi visit, sources say
- 路透社:習近平訪美前夕 中方單周採購100萬噸美國大豆
- 路透:習近平訪美前 中國採購100萬噸美國大豆
- China’s Xi seeks to bring large CEO delegation on US visit, sources say
- Chinese executives may join Xi’s US trip, as trade truce extension ‘almost certain’
- 路透:習近平擬率領大型商業代表團隨同訪美
