中国メディアの新京報によると、北京市が10月30日正午、大気汚染では4段階で上から2番目の「オレンジ警報」を発令した後、深刻な汚染が続いており、11月1日午後9時現在、同市延慶区を除く全域で微小粒子状物質PM2.5による「重度」の汚染が観測された。北京市生態環境監測センターは1日から2日昼間まで、PM2.5の高い濃度が続くとみている。（写真は新京報のサイト）
同センターによると、11月1日～2日は、低気圧の影響で弱い南風が吹き湿度が高い状態が持続。広い範囲で大気汚染指数（AQI）が「中度」から「重度」の汚染になるとみている。
中国青年網によると、北京市政府の各部門は各企業に対し、大気汚染物質の排出を減らすよう指示。建設会社に対し建築廃材や残土を輸送するトラックの道路走行を禁じた。北京市交通委員会は運送会社1万8000社に対し排ガス基準を元に「国4」レベルのディーゼルトラックについて運行停止を命じた。
香港メディアの星島日報によると、北京市では10月下旬以降、工業用電力の消費量が上中旬に比べて5％増加。北京・天津・河北（京津冀）地区では、大型トラックの通行量が10月上中旬に比べ14％増え、大気汚染深刻化の原因になっているとみられる。
大気汚染は華北地区全体で深刻化しており、河北省政府も緊急対策を発動。必要な場合は航空便の発着、高速道路の通行、フェリーの運航停止を命じることにしている。
◇出典
https://www.bjnews.com.cn/detail/1698845562129936.html
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1781404643026516804&wfr=spider&for=pc
https://std.stheadline.com/realtime/article/1961114/%E5%8D%B3%E6%99%82-%E4%B8%AD%E5%9C%8B-%E5%A4%A9%E7%A9%BA%E7%81%B0%E7%99%BD%EF%B8%B1%E8%8F%AF%E5%8C%97%E5%9C%B0%E5%8D%80%E9%87%8D%E6%B1%A1%E6%9F%93%E5%B0%87%E5%BB%B6%E7%BA%8C%E5%A4%9A%E5%A4%A9
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