中国メディアの中国経営報によると、モンゴル中部と東南部で今月18日~21日に砂じん嵐が発生して、中国の北方地区にも波及し、中国では北京と天津河北の首都圏、遼寧など東北3省などが黄砂に覆われた。
モンゴルでは吹雪を伴う悪天候となり、東部では牧民少なくとも21人が行方不明になった。中国では北京などで微小粒子状物質PM10の濃度が上昇して、大気汚染が激化した。
統計によれば、中国の1~5月の砂じん嵐の発生件数は平年では平均11.9回だが、今年は5月半ばで既に14回を数える。
国の研究機関、中国科学院のメンバーで、蘭州大学の黄建平教授の研究チームによれば、中国で今年起きた砂じん嵐の発生源は主にモンゴルと新疆のタクラマカン砂漠だった。
別の研究機関、中国林業科学研究院の呉波所長によると、砂じん嵐の主な発生源はモンゴルで、中国では華北、東北、華東地区が大きな影響を受けている。呉所長は、砂じん嵐の防止のため、モンゴルなどを国際協力を強める必要があると指摘した。
◇出典
https://finance.sina.com.cn/jjxw/2023-05-22/doc-imyurian5127399.shtml?cref=cj
https://hk.on.cc/hk/bkn/cnt/cnnews/20230520/bkn-20230520170037454-0520_00952_001.html
◇参考情報