
米公共放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)によると、中国で7月1日から改正「反スパイ法」が施行されたのを受けて、重慶市が9月1日、「反スパイ条例」を施行した。同市は人口約3200万人の直轄市。同様の条例を制定した地方政府は重慶市が初めて。(写真は
RFAのサイト)
条例の施行により、重慶市の政府機関や企業団体は、海外旅行や国際交流の際、安全面での審査を受けることが義務付けられる。海外駐在の同市関係機関も、安全計画の策定や現地でのスパイ防止の宣伝活動を行うことが求められる。重慶市の宅配便会社も、当局の審査の対象となる。
米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、同条例は、各メディアにスパイ防止のコンテンツの掲載を義務付けたほか、公務員の研修や各学校の教育プログラムにスパイ防止関連の内容を盛り込むことを必須とした。
カナダ在住の中国人の元弁護士、頼建平氏は「重慶地区が特殊な訳ではない。中国の政治現象の一つで、上がやることを下が真似する。今後、さらに多くの地方政府が色々ことをするだろう。文化大革命の時代と同じだ」と話している。
◇出典
https://www.voachinese.com/a/china-s-chongqing-first-to-roll-out-local-anti-espionage-rules-20230901/7250365.html
https://www.rfa.org/mandarin/yataibaodao/zhengzhi/kw-09012023142730.html
https://www.cna.com.tw/news/acn/202309020120.aspx
◇参考情報

米公共放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)によると、中国で7月1日から改正「反スパイ法」が施行されたのを受けて、重慶市が9月1日、「反スパイ条例」を施行した。同市は人口約3200万人の直轄市。同様の条例を制定した地方政府は重慶市が初めて。(写真は
RFAのサイト)
条例の施行により、重慶市の政府機関や企業団体は、海外旅行や国際交流の際、安全面での審査を受けることが義務付けられる。海外駐在の同市関係機関も、安全計画の策定や現地でのスパイ防止の宣伝活動を行うことが求められる。重慶市の宅配便会社も、当局の審査の対象となる。
米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、同条例は、各メディアにスパイ防止のコンテンツの掲載を義務付けたほか、公務員の研修や各学校の教育プログラムにスパイ防止関連の内容を盛り込むことを必須とした。
カナダ在住の中国人の元弁護士、頼建平氏は「重慶地区が特殊な訳ではない。中国の政治現象の一つで、上がやることを下が真似する。今後、さらに多くの地方政府が色々ことをするだろう。文化大革命の時代と同じだ」と話している。
◇出典
https://www.voachinese.com/a/china-s-chongqing-first-to-roll-out-local-anti-espionage-rules-20230901/7250365.html
https://www.rfa.org/mandarin/yataibaodao/zhengzhi/kw-09012023142730.html
https://www.cna.com.tw/news/acn/202309020120.aspx
◇参考情報