
米紙ニューヨーク・タイムズ(中国語版)によると、中国華中地区は5月下旬から大雨に見舞われ、収穫間近の麦が黒変し始め、食用に適さなくなっている。広西チワン族自治区や江蘇省では超高温のため、大量の養殖魚や豚が死んだ。(写真は
ニューヨーク・タイムズのサイト)
特に今年の大雨が小麦に与えた被害は、最近数十年で最も深刻。過去習近平政権が進める食料自給の目標は、異常気象のため達成が難しくなり始めた。
対米関係の緊張や新型コロナウイルス、ロシアのウクライナ侵攻による食糧価格の高騰で、中国にとり国内の食料増産の必要は緊迫性を帯びている。習近平指導部も、食糧の自給自足は国家の安全保障の問題だとして、増産を指導している。
河南省など中国中部の小麦の収穫量は、中国全体の4分の3以上を占めるため、最近の大雨による水害は、中国の食料安全保障にとって最新の懸念材料だ。
◇出典
https://cn.nytimes.com/china/20230626/extreme-weather-china-food/zh-hant/
https://www.cna.com.tw/news/acn/202306260284.aspx
◇参考情報
○中国でトウモロコシ3000万トン不足 食糧安保に懸念

米紙ニューヨーク・タイムズ(中国語版)によると、中国華中地区は5月下旬から大雨に見舞われ、収穫間近の麦が黒変し始め、食用に適さなくなっている。広西チワン族自治区や江蘇省では超高温のため、大量の養殖魚や豚が死んだ。(写真は
ニューヨーク・タイムズのサイト)
特に今年の大雨が小麦に与えた被害は、最近数十年で最も深刻。過去習近平政権が進める食料自給の目標は、異常気象のため達成が難しくなり始めた。
対米関係の緊張や新型コロナウイルス、ロシアのウクライナ侵攻による食糧価格の高騰で、中国にとり国内の食料増産の必要は緊迫性を帯びている。習近平指導部も、食糧の自給自足は国家の安全保障の問題だとして、増産を指導している。
河南省など中国中部の小麦の収穫量は、中国全体の4分の3以上を占めるため、最近の大雨による水害は、中国の食料安全保障にとって最新の懸念材料だ。
◇出典
https://cn.nytimes.com/china/20230626/extreme-weather-china-food/zh-hant/
https://www.cna.com.tw/news/acn/202306260284.aspx
◇参考情報
○中国でトウモロコシ3000万トン不足 食糧安保に懸念