20230531河南 中国メディアの海報新聞によると、河南省農業農村庁は、同省の広い範囲で25日から6日連続で雨が降り、収穫期の小麦成熟と収穫に深刻な影響が出ていると発表した。

 同庁によれば、長雨により一部の地域では、麦畑の冠水、小麦の倒伏やカビの発生、発芽などが発生。小麦の雨害としては、最近10年間で最悪となっている。

 河南省は中国を代表する食糧生産地で、同省の小麦の栽培面積は全国の25%を占める。深刻な不作となれば地元農家の生活だけでなく、国の食料安保に直結する。

 同庁によれば、雨は省内のほぼ全域で降り、5月25日~29日の省内平均雨量は35ミリ。商岡は81.3ミリ、周口は55ミリ、駐馬店は48.8ミリを記録した。

 中国メディアの中国新聞網によると、河南省政府は、小麦の品質を維持して農家の収入を確保するため、小麦のカビを防ぐ乾燥作業の費用として2億元(約39億円)を支出した。また、迅速な収穫作業のため、省外も含め農機の動員を急いでいる。

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