
同庁によれば、長雨により一部の地域では、麦畑の冠水、小麦の倒伏やカビの発生、発芽などが発生。小麦の雨害としては、最近10年間で最悪となっている。
河南省は中国を代表する食糧生産地で、同省の小麦の栽培面積は全国の25%を占める。深刻な不作となれば地元農家の生活だけでなく、国の食料安保に直結する。
同庁によれば、雨は省内のほぼ全域で降り、5月25日~29日の省内平均雨量は35ミリ。商岡は81.3ミリ、周口は55ミリ、駐馬店は48.8ミリを記録した。
中国メディアの中国新聞網によると、河南省政府は、小麦の品質を維持して農家の収入を確保するため、小麦のカビを防ぐ乾燥作業の費用として2億元(約39億円)を支出した。また、迅速な収穫作業のため、省外も含め農機の動員を急いでいる。
◇出典
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1767302792100188347&wfr=spider&for=pc
http://news.china.com.cn/2023-05/31/content_85945787.htm
◇参考情報