中国メディアの央広網の22日の報道によると、上海市インターネット弁公室などはこのほど、過剰な個人情報の収集があったとして、米コーヒーチェーン大手スターバックス、米ハンバーガーチェーン大手シェイクシャック、中国料理チェーン、天泰餐庁の3社を呼び出した。
同弁公室によると3社は、利用者に携帯電話番号や位置情報の提供、会員登録などを頻繁に促したほか、公式アカウントの訪問をしばしば促した。3社は、過剰な個人情報の収集がなかったか全面的な調査した上、改善を行う方針を表明した。
同弁公室は最近の調査で、有名ミルクティーチェーンが、客の注文1件当たり87件の情報を収集していたことを発見した。今年3月末までに収集した各種情報は100億件を超え、消費者の氏名、電話番号、商品受け取り地点の緯度経度など、個人情報6億7000万件が含まれていたという。
同弁公室によると、飲食店で二次元バーコードの読み取りにより注文を行うと、効率は高いものの消費に関する痕跡が残る。同弁公室は、サイバーセキュリティー上、問題があると指摘している。
◇出典
http://china.cnr.cn/yaowen/20230622/t20230622_526298581.shtml
https://www.thepaper.cn/newsDetail_forward_23565640
◇参考情報
上海警察にサイバー攻撃 10億人分情報漏出か