中国メディアの人民網によると、内モンゴル森林消防総隊は、モンゴル国内で複数の草原火災が発生し、同総隊の各支隊が中国国内への延焼を食い止めるための活動を懸命に行っていると公表した。けが人の情報なない。（写真は人民網のサイト画面）
11日午前6時半現在、国境から見える範囲で火は消えているが、内モンゴル自治区北東のフルンボイル市からは、モンゴル側の国境から約20キロの地点で、白い煙が上がっているのが見えたという。
中国メディアの央視網によると、10日午前8時20分現在、火はモンゴル・中国国境から4キロの地点に接近した。周辺に民家や重要施設はないという。
モンゴルは、甘粛省、新疆ウイグル自治区、内モンゴルと接しており、今回の草原火災は内モンゴルに大きな脅威となっている。中国の一部地区は、モンゴルを発生源とする「砂じん嵐」に加えて、干ばつに見舞われている。
モンゴルでは昨年9月にも草原火災が発生。フルンボイル市新バルグ左旗のハンダガエ・ソムに延焼した。けが人はなかった。
◇出典
http://nm.people.com.cn/BIG5/n2/2023/0411/c196689-40372041.html
https://www.rfa.org/mandarin/Xinwen/10-04102023150755.html
◇参考情報