中国政府の中国疾病対策予防センターは21日、13日から19日の1週間、新型コロナウイルス感染による病院での死者が計1万2658人だったと発表した。死亡原因の内訳は、感染症による呼吸器不全が681人、感染症と基礎疾患との合併症が1万1977人だった。（写真は星島日報のサイト画面）

　同センターが15日に発表した、昨年12月8日から1月12日までの死者数は5万9938人。21日の発表と合わせると7万2596人にとどまる。中国政府が、患者を徹底して抑え込む「ゼロコロナ」政策を撤回後、全国で感染者が急増する中、海外では同センターの発表内容は信用できないとの見方も出ている。

　台湾の中央通信社によると、中国当局が昨年12月7日に政策を撤回後、中国では感染者、重症者、死者が同時に急増。各地で高齢者多数が、コロナ感染症と基礎疾患の合併症で死亡し、火葬場が対応できない事態が相次ぎ起きた。　

　米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア（ＲＦＡ）によると、世界保険機関（ＷＨＯ）の圧力を受け、中国当局が15日発表した死者数は、実際をかなり下回るとみられる。　

　中国中央テレビ局や中国紙・人民日報の報道から推計すると、1月7日から21日までの春節（旧正月）の帰省ラッシュに伴う交通機関の利用客は、鉄道が計1億1000万人、船や航空機が計2623万人に上る。今後の一層の感染拡大が懸念されている。

◇出典

　中国政府の中国疾病対策予防センターは21日、13日から19日の1週間、新型コロナウイルス感染による病院での死者が計1万2658人だったと発表した。死亡原因の内訳は、感染症による呼吸器不全が681人、感染症と基礎疾患との合併症が1万1977人だった。（写真は星島日報のサイト画面）

　同センターが15日に発表した、昨年12月8日から1月12日までの死者数は5万9938人。21日の発表と合わせると7万2596人にとどまる。中国政府が、患者を徹底して抑え込む「ゼロコロナ」政策を撤回後、全国で感染者が急増する中、海外では同センターの発表内容は信用できないとの見方も出ている。

　台湾の中央通信社によると、中国当局が昨年12月7日に政策を撤回後、中国では感染者、重症者、死者が同時に急増。各地で高齢者多数が、コロナ感染症と基礎疾患の合併症で死亡し、火葬場が対応できない事態が相次ぎ起きた。　

　米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア（ＲＦＡ）によると、世界保険機関（ＷＨＯ）の圧力を受け、中国当局が15日発表した死者数は、実際をかなり下回るとみられる。　

　中国中央テレビ局や中国紙・人民日報の報道から推計すると、1月7日から21日までの春節（旧正月）の帰省ラッシュに伴う交通機関の利用客は、鉄道が計1億1000万人、船や航空機が計2623万人に上る。今後の一層の感染拡大が懸念されている。

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