中国メディアの中国新聞網によると、中国政府の周学文・応急管理相は8月30日、今年、広東、遼寧では大きな水害、四川、青海では深刻な土砂災害が発生し、水害の死者と行方不明者は計171人、倒壊家屋は計約2万7000戸だったと発表した。

　応急管理相によれば、死者行方不明者数は過去5年の平均より60％、倒壊家屋の戸数は71.8％それぞれ少なかった。

　応急管理相によると、今年は増水期入が早く、洪水が多発して、一部地域では深刻な土砂災害が起きた。一方で、高温と干ばつも長時間続いた。

　今年の降水量は、中国北方地区の大部分と、南方のうち広東など華南では例年に比べ10％以上多く、2倍に達した地域もあった。一方で、長江流域と新疆、チベットでは例年より10～50％、降水量が少なかった。　

　また、全国の河川586本で警戒水位を超え、広東などを流れる珠江は2回の洪水が発生。北方でも遼寧や吉林を流れる遼河で1995年以来の洪水が起きた。

　このほか、長江流域は7月以降、1961年以降で最も厳しい高温となり、四川、重慶、湖北、湖南で干ばつが拡大。生活用水のほか、農業や発電に影響が出た。　応急管理相によると、今年9月～11月、中国北方、西南、華中、華南で降水量が例年より多くなる見通し。長江の中下流域では、干ばつが続く恐れがある。

○四川と甘粛で大雨と水害　12人死亡、12人不明

　中国メディアの中国新聞網によると、中国政府の周学文・応急管理相は8月30日、今年、広東、遼寧では大きな水害、四川、青海では深刻な土砂災害が発生し、水害の死者と行方不明者は計171人、倒壊家屋は計約2万7000戸だったと発表した。

　応急管理相によれば、死者行方不明者数は過去5年の平均より60％、倒壊家屋の戸数は71.8％それぞれ少なかった。

　応急管理相によると、今年は増水期入が早く、洪水が多発して、一部地域では深刻な土砂災害が起きた。一方で、高温と干ばつも長時間続いた。

　今年の降水量は、中国北方地区の大部分と、南方のうち広東など華南では例年に比べ10％以上多く、2倍に達した地域もあった。一方で、長江流域と新疆、チベットでは例年より10～50％、降水量が少なかった。　

　また、全国の河川586本で警戒水位を超え、広東などを流れる珠江は2回の洪水が発生。北方でも遼寧や吉林を流れる遼河で1995年以来の洪水が起きた。

　このほか、長江流域は7月以降、1961年以降で最も厳しい高温となり、四川、重慶、湖北、湖南で干ばつが拡大。生活用水のほか、農業や発電に影響が出た。　応急管理相によると、今年9月～11月、中国北方、西南、華中、華南で降水量が例年より多くなる見通し。長江の中下流域では、干ばつが続く恐れがある。

○四川と甘粛で大雨と水害　12人死亡、12人不明