遼寧省洪水干ばつ対策本部は28日、省内の大雨で小規模ダム11カ所が警戒水位を超えたため、放流を始めたことを明らかにした。遼寧省では25日午後8時から11時間に、平均38.4ミリの大雨が降った。大連市普蘭店区では168.4ミリで、この間省内で最大雨量となった。地元ニュースサイトの東北新聞網などがが29日伝えた。
同本部は、水害や土砂災害が起きる恐れがある地域の住民に避難を指示し、既に6752人が安全な移転した。これまでのどころ災害発生の情報はない。
同本部はまた、瀋陽や大連、本溪などの各市の関係機関の職員に待機を指示。情報提供と警報の強化を求めた。また、通信会社3社を通じて、土砂災害の警戒情報など住民に送った。省直営のダムの放流量は、2億2500万立方メートルに達した。
中国北方地区は例年、7月下旬から8月上旬に雨が多いが、今年は6月に異例の大雨が相次いだ。遼寧や山東、河北などの観測所38カ所で、6月としては記録的な降雨を観測した。
中央気象台は6月30日と7月1日の両日、京津冀(北京・天津・河北)、山東、遼寧などで雨が降り、一部や風や雷などを伴う荒れた天気になるとの予報を発表した。
◇出典
http://liaoning.nen.com.cn/network/liaoningnews/lnnewsjingji/2022/06/29/396558301174699195.shtml
https://m.gmw.cn/baijia/2022-06/30/1303021314.html
◇参考情報