香港メディアの東網によると、7月の水害で大きな被害が出たばかりの河南省鄭州市で22日、再び大雨が降り、市気象台が同日午後1時半、最高レベルの「赤色」警報を発令した。市内各所が、膝の高さまで冠水した。また、住民計23万人が避難した。さらに、市内で道路や鉄道をくぐるアンダーパス90カ所が通行止めとなった。
中国メディアの澎湃新聞によると、鄭州市当局は、22～23の両日、市内の路線バス全部の運休を決定。タクシーと配車サービスにも、22日午前8時からサービスを停止するよう要請した。河南省の各高速道路も22日午後5時10分、通行禁止となった。
鄭州市では今年7月16日以降の大雨による水害で、地下鉄5号線と道路トンネル「京広北路隧道」が水没し、20人が死亡した。その他の原因を含めて、8月1日現在、計292人が死亡した。
米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア（ＲＦＡ）によると、李克強首相も18日、鄭州市を訪れ、地下鉄5号線と「京広北路隧道」を視察。国務院が専門調査チームを鄭州に派遣したことを明らかにした上、地下鉄水没事故の責任追及を行うと強調した。
◇出典
https://www.thepaper.cn/newsDetail_forward_14166090
https://hk.on.cc/hk/bkn/cnt/cnnews/20210822/bkn-20210822154835975-0822_00952_001_cn.html
https://www.rfa.org/mandarin/Xinwen/2-08222021111637.html
◇参考情報◇