
中国メディアの毎経網によると、河南省政府は2日、記者会見で水害の被災状況を発表し、7月16日から8月2日正午までの死者は計302人、行方不明者は50人と発表した。(写真は
毎経網のサイト画面)
省都の鄭州市政府は同じ会見で、8月1日午後6時の時点で死者は計292人、行方不明者は47人だったと明かした。鄭州市の侯紅市長によると、同市の死者の原因別の内訳は洪水と土石流が189人、家屋の倒壊が54人、地下室や車庫など地下空間で溺死が39人。地下での死者のうち地下鉄5号線が14人、京広路トンネルが6人、その他が10人だった。
河南省では8月2日正午現在、省内150県(市・区)で1453万1600人が被災。ピーク時で147万人が避難した。家屋の倒壊は3万106戸、直接的な経済的被害は1142億6900万元(約1兆9000億円)に上った。
国営新華社通信によると、河南省で7月17日以降、大規模な豪雨災害が起きたことを受け、習近平総書記と李克強首相らの指示により、国務院は応急管理省をトップとする調査チームを設立することを決めた。職務怠慢や背任行為が判明すれば、法により責任を追求するという。
台湾中央通信社によると、鄭州市トップの徐立毅党書記は、習近平氏の地方勤務時代の部下からなる派閥「之江新軍」の1人。国務院の調査チームの責任追及で、矢面に立つ可能性がある。
同通信社によると、徐書記は今回の水害の対策会議で「重要交通機関を止めるな」と指示。鄭州地下鉄が運休しなかったことで、5号線の列車が水没し、14人の死亡につながったとの指摘がある。
※出典
http://www.nbd.com.cn/articles/2021-08-02/1861730.html 毎経網
https://www.cna.com.tw/news/firstnews/202108020269.aspx 中央通信社
◇参考情報◇

中国メディアの毎経網によると、河南省政府は2日、記者会見で水害の被災状況を発表し、7月16日から8月2日正午までの死者は計302人、行方不明者は50人と発表した。(写真は
毎経網のサイト画面)
省都の鄭州市政府は同じ会見で、8月1日午後6時の時点で死者は計292人、行方不明者は47人だったと明かした。鄭州市の侯紅市長によると、同市の死者の原因別の内訳は洪水と土石流が189人、家屋の倒壊が54人、地下室や車庫など地下空間で溺死が39人。地下での死者のうち地下鉄5号線が14人、京広路トンネルが6人、その他が10人だった。
河南省では8月2日正午現在、省内150県(市・区)で1453万1600人が被災。ピーク時で147万人が避難した。家屋の倒壊は3万106戸、直接的な経済的被害は1142億6900万元(約1兆9000億円)に上った。
国営新華社通信によると、河南省で7月17日以降、大規模な豪雨災害が起きたことを受け、習近平総書記と李克強首相らの指示により、国務院は応急管理省をトップとする調査チームを設立することを決めた。職務怠慢や背任行為が判明すれば、法により責任を追求するという。
台湾中央通信社によると、鄭州市トップの徐立毅党書記は、習近平氏の地方勤務時代の部下からなる派閥「之江新軍」の1人。国務院の調査チームの責任追及で、矢面に立つ可能性がある。
同通信社によると、徐書記は今回の水害の対策会議で「重要交通機関を止めるな」と指示。鄭州地下鉄が運休しなかったことで、5号線の列車が水没し、14人の死亡につながったとの指摘がある。
※出典
http://www.nbd.com.cn/articles/2021-08-02/1861730.html 毎経網
https://www.cna.com.tw/news/firstnews/202108020269.aspx 中央通信社
◇参考情報◇