地域暖房用の熱供給管爆発＝通行中の4人けが―安徽

　中国メディアの新晩報によると、安徽省淮南市田家庵区の交差点で14日夜、道路地下の地域暖房用の熱供給管が爆発し、通行中の4人がコンクリート片の直撃を受けるなどしてけがした。田家庵区当局によれば、いずれも軽傷だという。（写真は新晩報のサイト）

　ネットに投稿された監視カメラの映像によると、爆発とともに道路のコンクリート片が周囲に飛び散り、停車中の自動車多数を破壊した。通行人数人が逃げ惑うようすも映されている。現場で状況を撮影したネット投稿者は「何の爆発か分からい。ボンという音がして路面に大きな穴が空いた」などとコメントした。

　別のメディアの極目新聞によれば、現場周辺の高層住宅でも爆発で窓ガラスが割れるなどの被害が出た。ネット投稿者の1人は、自宅の被害を示す写真を公開し「わが家は21階にあるが、窓がゆがみガラスが割れた」などとコメントした。写真には室内に飛び込んだバスケットボール大のコンクリート片も映されている。

　中国では地域暖房用の熱供給管が壊れる事故がしばしば発生。北京市朝陽区では22年11月、住宅団地の半地下室で暖房用の熱供給感から熱水が噴出し、住民3人が死亡した。21年1月には、河南省鄭州市中心部の交差点付近で熱供給管が破裂して地面が陥没。電動バイクが穴に転落して運転手1人が死亡、助けようとした通行人がやけどを負い病院に運ばれた。

○住宅街で熱水管破裂、6階まで窓ガラス破壊　吉林