EMS(エレクトロニクス機器の受託製造サービス)世界最大手、台湾・鴻海精密工業傘下の富士康科技集団(フォックスコン、深セン市)が、河南省鄭州市の工場の生産をインドに移転し始めたことで、同省の貿易が激減している。鄭州工場は、主に米アップルの製品を代理生産している。台湾の中央通信社が中国のネットメディアの情報として伝えた。(写真は中央通信社のサイト)
ネットメディアは「トップクラスの企業の影響力と、背後の連鎖的なインパクトを余りに過小評価していた」と指摘した。アップルのインド工場増強が、河南省に直接影響することは意外だったとしている。
中国税関総署が発表した、中国31省・自治区・直轄市の貿関連のデータによれば、10省で貿易が減少。うち河南省はスマートフォンの輸出激減で貿易が大きく減少した。
河南省の2023年のスマホの輸出台数は前年比14.5%減の5761万大台。今年1~3月の輸出台数は664万台で、前年同期より1024万台減った。輸出額も711億元(約1兆5500億円)から272億元に縮小した。
◇出典
https://www.cna.com.tw/news/acn/202405210087.aspx
https://www.rfa.org/mandarin/yataibaodao/jingmao/hcm2-05212024091924.html
◇参考情報

